手力雄神社火祭り
手力雄神社火祭りは近隣13地区の氏子が参加し、毎年4月の
第二土曜日に開催されます。起源は不明ですが、明和年間(17
60年代)の記録が残っていますので、江戸時代には始まったも
のと思われます。当時は5月・9月・11月と年3回開催されていま
したが、明治初期には9月と11月の年2回になり、10月22日、
4月5日と1回になり、現在の4月の第二土曜日に至っています。
何故火祭りになったかはよく分かりませんが、祭神の関係で力
強く、勇壮なもの(花火)になったのでは。諏訪大社の御柱祭
の様に。現在では岐阜県の無形民俗文化財に指定されています。
【参加地区】
北長森6地区(野一色・前一色・佐兵衛新田・水海道・
岩地・北一色)
南長森7地区(細畑・切通・蔵前・高田・芋島・手力・
東中島)
【参加者】
各地区の祭り保存会を中心に地区の有志(町民誰でも参加
可能)
【出し物】
御神燈(高さ数10mの竿に御神燈を上げ、導火線により点火)
・行灯洗い・貼替、竿立て・竿下ろしは地区内で担当が
決められています。
・御神燈を竿に上げるのは祭り保存会が担当。
・行灯の町名記入は地区の方に依頼。
滝花火(高さ数10mの竿に花火を括り付け、導火線により点火
その下を鐘・飾り神輿がくぐる)
・竿立て・竿下ろしは地区内で担当が決められています。
・花火の製作と竿に上げる事は祭り保存会が担当。
山(だし) (各地区の決まった位置にだし物-歌舞伎の名
場面が多いーの山を作る)
・山の製作は祭り保存会と地区の有志が担当。
手筒花火(竹筒に花火を詰め点火し披露する)
・花火の製作と注意喚起は祭り保存会が担当。
長持神輿(夜の火祭りの為、昔は花火を長持に詰め神社に
奉納していましたが、現在は安全上の為空である)
・飾り付けは祭り保存会が担当。
飾り神輿(夜の火祭りの為の神輿)
・祭り保存会が数カ月かけて製作。
その他 子供神輿・6年生神輿が子供会の手で作られる。
神輿警護のため各自治会会長・副会長、交通安全委員は交通整理・
ごみ処理にあたる。
このように各地区が一丸となって準備し、各地区間で競い合う祭りです。